12月11日(月)に夕刊フジ杯ポーカー王位決定戦・著名人予選がおこなわれ、abemaTV fresh!の番組で8時間実況生中継で放送されました。
この予選は将棋・囲碁・麻雀などボードゲーム界のプロや、ミュージシャン・芸人・脳科学者など異業種を代表する著名人が集まりポーカーで腕を競うという企画です。
参加者25名中上位3名が1月に行われる王位決定戦本戦に出場します。
私はバックギャモンの世界チャンピオン兼第1回著名人予選1位通過者として今年も参戦しました。
夕刊フジでの告知記事。
昨年の参加者18名中15名が今年も出場し、新たなメンバーは10名でした。
ボードゲーム(頭脳スポーツ)界は横の繋がりが強いので参加者の多くが顔見知りだったりします。
将棋の佐々木勇気六段に「始めまして」と声をかけたら森内俊之九段に「えっ?初対面ですか?」と突っ込まれる程です。
もともとバックギャモン関係で知り合った知人も解説・聞き手含め、那須雅彦さん、てらこさん、木原直哉プロ、北尾まどか女流棋士、森内俊之九段、森雞二九段、斎藤耕造さん、ロバート・ハリスさんなど8名もいました。
ポーカーは1テーブル最大9人でプレーします。今回は25名なので3テーブルです。
通常プレイヤーの手札は分かりませんが、この日は特殊センサー付きのテーブルとカードを使い、視聴者の皆さんには手札が分かる状態で放送されました。
特殊テーブルが1台しかないため、各テーブルにつき1時間の配信でテーブル移動をしました。
放送を見逃した方は下記の動画をご覧下さい。
8時間ありますので、休憩時間など飛ばして観ることをお勧めします。
(https://youtu.be/0fCd4jSHmOo)
私のテーブルは2番目に配信されるBテーブルでディーラーの左隣から次の順番に着席しました。
1、鮫島巧さん(ミュージシャン チームGackt)
2、中野信子さん(脳科学者)
3、Garthe Nelsonさん(日本プロ麻雀連盟四段)
4、堀内正人さん (元日本プロ麻雀連盟所属 ポーカープロ)
5、森内俊之さん(将棋棋士 九段・永世名人有資格者)
6、矢澤亜希子 (バックギャモン世界チャンピオン)
7、谷翼さん(最高位戦日本プロ麻雀協会・第一回全国麻雀選手権 優勝)
8、百田郁夫さん(モノポリー世界チャンピオン)
このテーブルは、現在ポーカープロである堀内さんを筆頭に、今年1月にマニラで行われたAsian Poker Tour(APT)で優勝した鮫島さん、ポーカー歴25年のGartheさんというポーカー経験値が3テーブルの中で一番高い厳しいテーブルでした。
1ハンド目に私はBB(ビッグブラインド)でいきなりAKsが来ました。
谷さんから順番にフォールドで中野さんがリンプしました。森内さんがコールし私は少し強めにレイズしました。
中野さん森内さんがコールしフロップに37Tが出てチェックチェックで中野さんがベット、森内さんがフォールドし私は中野さんのハンドを「最初にリンプで参加したことから低いポケットペアかスーテッド、私の強いレイズをコールしたことからポケットペアの可能性が高い」と予想しながらコール、ターンは5でチェックチェック、リバーも低いカードが落ちてチェックベット。
ここで正しいアクションはフォールドですが、早い段階で相手のレンジを知ることは後々プラスになるかなと思いコールしました。
中野さんのハンドはTJoで予想は外れていましたが、レンジの情報を得ることが出来ました。
このあと配信テーブル前の1時間にAKが更に3回来たのですが、ボードに1度もAKが落ちず相手に都合のいいカードが落ちるというパターンでスタックが減っていきました。
休憩中インタビュー(動画1:42:00~)を受け配信テーブルに移動(動画1:47:00~)し、その後テーブルで大きな動きがありました。
谷さんにAA、GartheさんにKKというオールインがあってKが落ち、谷さんが早くも敗退してしまいました。
しばらくして空いた谷さんの席に志戸哲也さんが移動し、私にSBで9のポケットペアが入りました。
フォールドでまわりボタンの森内さんのレイズに私が3ベットし、志戸さんがAKでオールインしました。
森内さんがフォールドし私はコールしようと思いましたが、志戸さんが時間を使わずにオールインしたこととショートスタックではあるが緊急事態な程のショートではなく、大きなポケットペアかAKであると予想しました。
AKならいいですが、ポケットペアの場合9は負けている可能性が高いのでフォールドしました。
私のスタックはその後しばらく大きな変化がなく、無配信テーブルに移動してからは、タイトなプレースタイルでまたアベレージ以上に盛り返しました。
残り18人になったところでBテーブルが閉鎖される形で2テーブルになしました。
私のテーブルは配信テーブルでディーラーの左隣から次の順番に着席しました。(動画4:49:00~)
1、KiLaさん (マジシャン)
2、勝間和代さん(経済評論家)
3、水野文也さん(クイズ王)
4、佐々木勇気さん(将棋棋士 六段)
5、金子正輝さん(最高位戦日本プロ麻雀協会副代表)
6、赤坂テンパイさん(パチスロライター)
7、矢澤亜希子 (バックギャモン世界チャンピオン)
8、片山真さん(競馬コラムニスト・夕刊フジコラム「俺の切り札」執筆中)
9、百田郁夫(モノポリー世界チャンピオン)
このテーブルはBテーブルのように本格的にポーカーの大会に参加しているという人はいず、比較的和やかな雰囲気だったのですが、ここから私のハンドが極端に悪くなっていきました。
テーブルでの大きな動きは(動画4:58:00~)百田さんがAJhでレイズしCUTのKiLaさんが64sでコール、ボタンの勝間さんがA7oでコール。
フロップに3s4h2hが落ち、百田さんが小さくベットしコールコール。
ターン5s、全員にストレートが完成し、下ストレートの百田さんがベットして上ストレートのKiLaさんはレイズせずにコール。
残りのチップが少なくなった下ストレートの勝間さんがオールインし、コールコールでリバー6h !!!
下ストレートからフラッシュになった百田さんが小さくベットし、手持ちの6が無駄になってしまったKiLaさんがコール。
勝間さんは7ハイストレートに発展するもフラッシュの方が強いので飛び、百田さんが一気にビッグスタックになりました。
私はその後、無配信テーブルに移動しブラインドがどんどん上がる中、72oなど参加出来ないハンドが長く続きスタックがどんどん減っていきました。
ショートスタックになったところでCUTのポジションからKJsが入りオールインしました。
それをBBでテーブルのチップリーダーKiLaさんがA7oでコールし、KもJも引けずに11位で終了しました。
予選通過はなりませんでしたが、昨年よりもテーブル内での会話が多く、真剣勝負というよりは楽しくポーカーを遊ぶことが出来たので面白かったです。
最終的な結果は1位通過がKiLaさん、2位通過が首藤瞬さん(日本棋院 七段)、3位通過がGartheさんでした。
おめでとうございます!本戦も著名人予選代表として頑張ってください!
カードプロテクターにバックギャモンのダブリングキューブ。
控室の様子。
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