WEBマガジン「がんサポート」9月号

がんと生きるすべての人を応援するWEBマガジン「がんサポート」の取材を受けました。
がんサポートは、がんの情報ポータルサイトとして、がんの標準治療法・最新の研究成果や医療情報・患者さんのレポート・その他がんを取り巻く社会状況まで、がんに関する情報を総合的に紹介するWEBマガジンです。

今回取材を受けたのは、闘病記「私の生きる道」のコーナーです。
これまでバックギャモンの取材に付随して私のがんに関する質問を受けたことはありますが、がんに焦点を当て治療法から薬の種類まで細かに取材を受けたのは初めてです。

私はプライベートで病気の話をすることはあまりありません。
もともと無口な性格だからというのもありますが、病気のことを考えたり話したりすると気分が落ち込むので、普段は楽しいこと考えるようにしているからです。
一方、聞かれたらなるべく答えるようにしています。
それは、私ががんになったばかりの頃、知識がなく、周りに同じ病気を抱えた同年代の友人もいなかったのでとても不安で孤独でした。
同じ病気の人の話を聞きたい。みんなこの病気とどう向き合っているのだろうか?と、経験者の話をすごく聞きたかったことを覚えています。
だから私も経験者の一人として、自分の体験を人に伝える重要性を知っているので今回の取材に応じることにしました。

取材を受けるといつもそうなのですが、私の言葉が記者の耳に入り、記者がそれをこんなこと言ってたなと記者の表現で文字になります。
見出しに「子宮体がんになったことが、結果的に世界選手権優勝への道を開いてくれたのです」と書かれています。
これは私の発言のように見えますが、直接そうは言ってなくて、むしろ少し違和感を感じたのですが、私の発言をまとめるとそう捉えることが出来るのかもしれません。
がんサポート読者の多くは、がんと共に生きる人たちで、がんは当たり前の日常であり闘病記「私の生きる道」は全て前向きにまとめられています。

私の記事はこちら

取材中、がんになって良かったことプラスになったことは何ですか?と聞かれました。
冷静に考えるととても変な質問ですが、がんサポートならではの突き抜けた質問と言えます。
正直なところ、病気になって失ったものは少なくないし、努力すれば必ず報われるとも思いません。
私はまだ「がんになって良かった」と思える領域には達していなくて、ならなくて済むなら一生ならない方がいいと思います。
がんに限らず、交通事故に遭わないほうがいいし、失恋はしないほうがいい。親は離婚しない方がいいし、会社は倒産しない方がいい。
でももしそうなってしまったら、もう過去は変えられません。
変えられない事実をどう受け止め、そこからどう前に進むかは、自分自身でなんとかするしかありません。
がんになって良かったことは何か?この質問の真意は、がんをどう受け止め、どう前に進む力に変えたのか?だと思います。

私の好きな言葉に高杉晋作の「おもしろきこともなき世をおもしろく」があります。
解釈はいろいろありますが、自分の気持ち次第で自分の世界は面白くなると思います。
私は夢中になれる何かによって私の心臓をドキドキさせるために生きてます。
大人になるとちょっとやそっとのことではドキドキしなくなるけど、この先もっと大きな困難が待っていても、そのドキドキがあれば自分の世界は面白くて前に進めるのだと思います。

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