日本のプロバックギャモンプレイヤー

競技人口3億人と言われる世界最古のボードゲーム、バックギャモンには世界各地にプロプレイヤーがいます。
世界ランキング32位以内の選手をバックギャモンジャイアンツと呼び、世界中のプレイヤーがジャイアンツになることを夢見て、日々努力を重ねています。
日本人ジャイアンツは4人、アメリカ17人、デンマーク6人に次ぐ世界屈指の強豪国です。

今日はその日本人プロの4人をご紹介します。
全員に以下の質問に答えて頂きました。

① バックギャモン歴
② バックギャモンを始めたきっかけ
③ 主な成績
④ 主な活動
⑤ バックギャモン以外の特技
⑥ 今後の目標

望月正行

① 18年
② 将棋部の先輩が教えてくれた
③ 2009年世界選手権優勝 現ランキング1位
④ 海外トーナメントに参加して賞金を稼ぐこと。BackgammonAceにスポンサーを受けています。
⑥ エラーレート2.5を達成すること、プロリーグを作ること

望月プロは実力だけでなく、普及活動にも力を入れ、日本人プロの中で唯一企業からスポンサーを受けている選手です。
私は大会ではよく対戦していますが、高い技術を目の前で見られる尊敬できる選手のひとりで、いつも楽しく対戦することが出来ます。

景山充人

① 19年(真剣に始めてから)
② ニューヨークへ行った際にChess and backgammon clubを訪れてプレイした
③ 国内でメイントーナメント優勝14回、海外でメイントーナメント優勝5回
④ 海外遠征を含む大会への参加。戦略書の執筆。
⑤ もぐら叩き(ゲームセンターの)
⑥ 三大会連続優勝。英語版の戦略書を2万冊販売。マインドスポーツオリンピックにバックギャモンを。

景山プロは国内最多の優勝回数をほこり、自身の研究を惜しみなく戦略書に執筆している熟練選手です。
世界中にたくさんの戦略書(洋書)がありますが、景山プロの本ほど優れたものはありません。
何年も前に「亜希子さんへ」とサイン入りで書いてもらった1冊を、今も海外遠征に持ち歩き、飛行機の中で読み返しています。

中村慶行

① 12年
② 兄がタイでギャモンを覚えて、帰国したときに教えてくれた
③ 名人2013と2010年
バックギャモン入門著、現レッスンプロ
⑤ 旅、自転車、ランニング、登山
⑥ バックギャモンで生計を立てたい

慶行プロは国内の最年少タイトルホルダーで、初中級者の指導にも力をいれており、選手指導者共に活躍が有望視される若手選手です。
例会やイベントを自ら企画してレクチャー会を開き、それを自身のレベルアップにも結び付ける行動力は圧巻です。
家が近所なので、一緒に練習試合をすることもあるのですが、熱心に取り組む姿勢にいつも刺激を受けています。

矢澤亜希子

① 13年(内3年ブランクあり)
② スキューバダイビングでエジプトに行ったとき。※バックギャモンとの出会い参照
③ 2014年世界選手権優勝 国内タイトル5回 他
④ 国内外トーナメント参加。世界各地での普及活動。
⑤ 水泳。記憶力。多趣味。
⑥ 世界選手権最多優勝。国内にプロリーグ設立。小学生でも分かる入門書執筆。

残念ながら日本にはプロリーグがないため、スポンサーがいない選手は自費で海外のトーナメントに挑戦しています。
実力があっても資金不足で大会にいけなかったり、賞金が出ても飛行機ホテル参加費などで消えてしまいます。

これまでバックギャモンが好きなたくさんの若者が、夢中になって何千時間も費やして強くなって、そしてある日気付くのです。
プロがないって。今までの時間は何だったんだろう?って。
それでも諦めない若者は、海を渡り言葉の壁を越え、文化の違いや資金不足と闘いながら、そしてある日力尽きます。
そういう仲間を私は見て来ました。

日本にプロリーグを作りたい。小さなリーグで構わない。
バックギャモンに夢中になって費やした時間が、将来につながる、若者が夢を持って目指せる環境を作ることが私の目標です。

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