森内俊之さん紫綬褒章お祝いパーティ

毎週火曜日夜7時から代官山にあるカフェミケランジェロでバックギャモンナイトが開催されています。
一人で行ってもバックギャモン協会のインストラクターがお相手してくれ、参加費無料の飲食代のみで遊ぶことが出来ます。
私も学生時代からこちらに足を運んでいます。
そんな代官山カフェミケランジェロのバックギャモンナイトで、森内俊之さんの紫綬褒章お祝いパーティが行われました。


森内さんは将棋の永世名人であり、現在は将棋連盟の専務理事を務めるなどこれまでの活動が評価されこの秋に紫綬褒章受章となりました。
ではなぜバックギャモンのイベントでお祝いパーティが開かれたのかというと、バックギャモンは将棋や囲碁の棋士などに愛好者が多く森内さんもその一人というわけです。
森内さんが初めてバックギャモンをしたのは20年以上前で、将棋の森雞二九段に面白いゲームがあるよと勧められたのがきっかけだそうです。


私が初めて森内さんにお会いしたのは、2004年頃の赤坂例会でした。
その当時は囲碁の武宮正樹九段がバックギャモンの年間最多試合賞を何年も連覇するほど例会に通われており、私も本格的にバックギャモンを始めて一年目で日本タイトルを獲得するなど熱が入っていた頃なので、毎日例会に通い週に三回は武宮九段と対局していました。
実は私はバックギャモンを始める前までボードゲームを一切やったことがなかったので、将棋や囲碁のルールを知らずプロ棋士の名前も知りませんでした。
だから武宮九段が囲碁棋士である前にバックギャモンの良きライバルだと思っていましたし、森内さんが将棋棋士だというよりバックギャモンの例会で出会った人でした。
若く無知だった私は、いい勝負が出来るなら誰がどんな職業でも関係なく、もしかしたら失礼なことをしていたかもしれませんが、武宮九段も森内さんもいつも気さくで親切に接してくださり、棋士としての功績だけでなく人生の先輩として尊敬しています。

パーティのスピーチで森内さんが、「2013年に(竜王名人就位のお祝いの品として)バックギャモン協会から(バックギャモンAIソフト)eXtreme Gammon (XG)を貰ったことがきっかけで、2014年の世界選手権出場を目標に勉強を始めた」と言っていました。
世界選手権は毎年8月にモナコで開催されているのですが、2014年に森内さんは熱心に例会へ足を運び、いつも分からないポジションや面白いポジションを何十枚も紙にプリントアウトして持ち歩き積極的にトッププレイヤーに質問したり、私を含むプロ相手にXGを使った本格的な練習試合を行うなどして急速に強くなっていきました。
その結果、初めての世界選手権にもかかわらず、とんとん拍子にベスト8へ駒を進め1敗するも精神的に崩れることなく敗者復活戦を勝ち上がり世界4位という素晴らしい成績を残しました。



パーティの催しで男女ペアで対局するミックスダブルスのトーナメントが行なわれました。
私は森内さんと組み、カップルで仲良く参加している人達の中、森内さんは真面目に勝率やギャモン率を見積もり、その実力で優勝へ導いてくれました。


決勝戦の様子


表彰式


スピーチの最後に、「バックギャモンは1番の趣味であり、いつか世界大会で優勝したい」と言った森内さん。
1つのことに集中して突き詰めていく能力がある森内さん。
その能力を才能というなら、森内さんは彼が情熱を注げる全てのことに才能があって、バックギャモンのチャンピオンになる日もそう遠くないかもしれません。
紫綬褒章受章おめでとうございます。今後のさらなるご活躍を応援しています!

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